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初韓国ミュージカルは、『春のめざめ』だ! 2009.12.8韓国『Spring Awakening 스프링 어웨이크닝 春のめざめ』ステージシート [韓国ミュージカル観劇記]

2009年12月8日 
『Spring Awakening 스프링 어웨이크닝(春のめざめ)』
場所:두산아트센터 연강홀
斗山(トゥサン)アートセンターヨンガンホール
最寄駅:地下鉄1号線、3号線、5号線 鐘路3街駅

キャスト:
Melchior 주원(チュ・ウォン)
Moritz 조정석 (チョ・ジョンソク)
Wendla 김유영 (キム・ユヨン)
Hanschen 고훈정(コ・フンジョン)
Georg 윤석원(ユン・ソクウォン)
Ernst 김하늘(キム・ハヌル)
Otto 육동욱(ユク・ドンウク)
Ilse 김지현(キム・ジヒョン)
Martha 백은혜(ペク・ウンヘ)
Anna 박란주(パク・ランジュ)
Thea 오소연(オ・ソヨン)

Adult Women 이미라<イ・ミラ>

(Adult Men代役のため、名前わからず)

R席8万ウォン、S席6万ウォン、舞台席5万ウォン

ステージシートL3列8番(日本でのL3列24番)
なぜか割引で3万ウォン(約2400円)


地下鉄で使えるSuicaのような、T-money6000ウォン。
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ステージシートに座る人は、荷物をすべて受付に預ける。
日本のように各自ロッカーがあるわけではなく、
大きな袋に入れて、預ける。
普通に客席に入ろうとしたら、
「舞台席の観客は、あの赤い置物のところで待っていてください。
 みんなで一斉に、舞台席にあがります」(日本語)
謎の赤い置物のところで、座って待つ。
「さあ、席番順に並んでください」(らしきハングル)
チケットを見せて、じゃあ、ここに並んでと。

一緒に観劇したM氏は、日本でも『春のめざめ』を観たことがない。
それとなく、どかんとやばい場面があるよとは説明。
舞台席って、本当に舞台に上がるんだねーと、びっくりされる。
開演前や、休憩中にM氏と話していたので、
隣に座っていた人に「日本人?」と話しかけられる。
プロモーションの手伝いをしているんですと。
出待ちできますから、カフェにいてくださいねと。この話は、最後に。


「オンマ、○○~」
ベンドラは、とても背が小さい。
ベンドラは、地毛でした。
ハングルは、まったくわからないが、英語に脳内変換。
「touch me」と「I believe」は英語で言っていたような気がする。

舞台後ろに飾られた肖像画や、おっぱいライト(正式名、ニップルライト)もあり、
うんうん、そうだよね。この場面では、ここにライトが当たるよねと確認。

劇場は、自由劇場のような広さ。
自由劇場では、2階席の前部分に、モニターがあって、指揮者がうつっていた。
この作品は、オケが舞台後ろにある。ピアノ兼指揮者も、後ろ。
だから、劇団四季では、モニターで、歌の出だしを指示していた。
ボーカルキャンセルで、歌う練習をしてるけど、
出だしが、わかりにくい曲ばかり。

韓国では、モニターはない。
よく出だしが、わかるなーと。
ただ、曲自体、テンポが速い気がした。

日本語を話せる方に聞いたら、韓国版はブロードウェイを忠実に再現してるらしい。
日本と大きく違うのは、モリッツがタバコを吸うこと。
「ベットタイムのすすめ」をメルヒオールから受け取る場面で、
モリッツは、若干いらついた感じで、タバコを吸う。
本物のタバコで、煙を出る。
本物のタバコは、日本ではやらないかもね(ユタのように?)

「ベットタイムのすすめ」の中身は、よく見えない。
ここで、モリッツがいらつくのも不自然な感じだ。
あまりにもショッキングな内容に、気持ちを落ち着けるため?

メルヒオール(韓国では、メルキに聞こえた)も
机に、両足をほおり出して座る場面もある。
優等生というよりは、やはり変わった思想を持っていて
でも、普通の男の子のように、不良っぽい面もある。

私の座っている席の、2席横は、モリッツ待機席。
途中、舞台席でモリッツが歌う時、椅子の背もたれの上に乗って
歌いあげていた。こんなに派手に上に乗ってたっけ?

横にいるときのモリッツ。
その横顔がとてもきれいだった。
輪郭がきれいなのと、心の中も透明で透き通っている様子が伝わってくる。

M氏の感想:
・ハングルはわからないけど、大体意味がわかったよ
・みんな目が充血してたねーー
・ベンドラ役の子の将来が心配だよ
・っていうか、なんで1幕最後のメルヒは、あんなに逆ギレしてたの?

えっと、なんで、1幕最後は、メルヒ、あの場所にうずくまっていたんだっけ?

みんな、目力が強すぎる。真剣に、目を、見開いて、演じる。
そして、充血。
1幕最後の、あの場面では、ああなるって詳細を知っているのに、
さーーーっと、どん引き。
てつきが、やばい。
日本のあれより、3割増しぐらいに詳細・・・。
っていうか、日本のあれは、まだ控えめに演じていたんだな。
ベンドラのパンツの中が見えちゃうんじゃないかと、びびる。
何より、M氏が、引かないか心配。

話はそれるが、バイオリンの2人が男性だったので、骨太だった。
オケの質が、日本より、断然上。
1幕途中で、R席のうしろから、舞台を見つめる男ども+イルゼ。
このときの、イルゼの目が、氷のように冷たかったわ。

M氏に、イルゼって何者?と終演後に聞かれる。
イルゼについては、マルタの場面で「イルゼみたいになりたくないでしょ」と
言葉だけで説明があるから、ハングルわからないと理解しにくいかもね。

モリッツと、イルゼの「Don't do sadness/Blue Wind」は、最高に迫力があった!!
モリッツの、ツバが飛びまくり、イルゼもモリッツ以上の声量で歌いあげる。
「芸術家たちは、こうやって私をキャンパス代わりにするのよ」で
大きく、嫌がるモリッツ。

M氏いわく、マイクの線を、きっちり片づけるんだねー。
そうです。
初めてでも、やはり目立つもんだね。

最後のThe song of Purple Summerでの、イルゼの歌声は、感情豊か。
横に声がのびている。
こんな風に歌う人って、少ない。

メルヒよりもモリッツの方に目がいってしまう。
でも、メルヒが上着を脱いで、最後、教会にくるところでは、
細マッチョな感じで、にじみでていて、素敵だったわ。
あ、最初に、メルヒを観た時、ふくらはぎがきれいだと感じたの。
立っているときも、座っているときも、ふくらはぎがきれい。
そんなこと、日本では思ったことないね。
多分、クラシック・バレエを習っているんだと思う。
立ち姿がきれいで、でも、バレエバレエしてなくて、肉つきがきれい。

最後のカーテンコールで、「Totally Fucked」を歌う。
がんがん踊って、最後は、感じに、横向きで止まるメルヒ君。
なぜか、顔が真っ赤で。
横に向いた時、ちょうどM氏の前に位置して、
激しく踊ってたねーーとM氏がつぶやく。
M「メルヒの子も、あんなに普通なのに、舞台であんなことしちゃうなんてねー」
あ「まあ、あれがないとダメな舞台だし」
M「ベンドラは、あれをするってわかっていて、役についたのかな?」
あ「うん。ブロードウェイを観れば、わかるはずだしね」
M「やっぱり、あの子の将来が心配だよぉぉ」
あ「劇団四季で、ベンドラをやった子は、今、いろいろ活躍してるから安心したまえ」


あと、2幕での男同士のあの場面では、
あの場面になったとたん、客席からクスクスと笑い声が。
そう、ここは笑う場面で正解なんだよね。
日本では、みんな手に汗にぎって、真剣に見守っていたから、余計に恥ずかしい。
韓国では、笑いの場面では、しっかり客席から笑い声が出てた。

曲が終わると、ヒューーー。ホゥーーー。って、うるさくて、楽しい。
あと、大きく違ったのは、床に、墓碑がないこと。
モリッツのも、ベンドラのもない。あれって、日本だけなの?

マルタのように、私をぶってみてという場面で、メルヒは、本当にベンドラを打つ。
いやはや、あの枝が、ぼろぼろになるぐらい、ぶつのよ。
途中で、砕け散った・・・。
これって今日だけ?と、日本語のわかる人に聞いたら、「いつも!」って言ってた。
途中で枝は折れて、最後の2振りは、本当に振りだけだった。びびった。

あまりのびっくり場面ばかりだが、役者は、かなり真面目。
モリッツが亡くなるところでは、ほかの役者、ばっちり泣いている。
何を演じるにも、真剣で、心がしめつけられる。

終演後、出待ちへ。
スターとのふれあいになれていない私。
一回り下のジェンヌ(女性)に対しても、デレデレしてしまって
言いたいことが言えないのに、モリッツ役のチョ・ジョンソクくんとおしゃべり。
ステージシートの3列目だったせいか、実物チョ・ジョンソクくんは、170センチぐらいあった。
第1声「せ・・・背高いですね」
通訳してくれた子「冗談でしょ(笑)」←日本語
そして、いろいろ訳してくれた。

終演後、普通に帰っていくキャストたち。
ああ、あの子ベンドラだぁ。
ゲオルグかな?キャストの友人というアメリカン男性2人がいて、
ポスターを広げて、「さあ、ここにサインしていって」と、当たり前のようにふるまっていた。
キャストも、みんな優しくて、
次に出てきたキャストへ、「ここにサインするんだってよ」と伝えていく。
アメリカンとメルヒは、おもしろ写真を撮っていたり、なんだこの世界は!!

チョ・ジョンソクくんに、サインと写真とってもらい、大満足。
41807513_100993067s.jpg


英語で話したら、少しわかったようだが、通訳なしに
ストレートに感想が言えたらいいよねーー。

帰る時に、メルヒが、まだうろうろしていたので、
M氏が、流暢な英語で、「あなたの演技は情熱的だったよ!!」と言うも
英語がわからない様子だった。というか、M氏の英語が流暢すぎたのか。

1幕最後のあれは、どうかと思うけど、曲はいいし、内容もすごくよかったと
M氏が気にいってくれたようで、一安心だ。
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