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2006/2/25 新作能「紅天女」 初めての能観劇 [伝統芸能 ]

2006年 2月25日 国立能楽堂 新作能「紅天女」
脇正面 12列 13番

監修 美内すずえ 脚本 植田紳爾 演出・能本補綴 梅若六郎
阿古夜・紅天女 梅若六郎 
仏師・一真 福王和幸
東の者 茂山七五三 西の者 茂山千三郎 月影千草 岩崎加根子

漫画「ガラスの仮面」の劇中劇紅天女が
能になると聞きとても興味を持った
でも、歌舞伎は観るけど能は初めて 能は難しそうだな
難しそうだからどうしようと思っていたときにコミュを通じて
能楽師のなりさんと出会う 
観劇前に勉強会を開いていただけるいい機会を持った

一言でいえば、能ってこんなにおもしろいんだ 観てよかった

テレビで放送される能はおもしろくない
舞台で観るからこそ能はいいのね

舞台の緊張感 張り詰めた空気 笛の音色が流れると
空気がさらにピンと張り詰める すばらしい空間

誰じゃ、我を呼び覚ます者は
誰じゃ、森のこだまか夜の静寂か、いや、これは血のにおい、
あら愚かやな、人はなぜ争いあうのか、血を流し滅ぼしあうのか、
天の声がきこえぬか、地の声がきこえぬか

ああ、マンガのとおりのセリフだ
誰じゃの言い方が自分の中の紅天女と一致していたので
すんなり能の世界に入ることができた

東の者と西の者が争う 天変地異が起きて世の中が乱れる
この世をおさめるために、梅を切って仏像を作らねばならぬ

おまえさま

紅天女を演じる梅若六郎さん かっぷくがいいけど
天女に見える 浮いているような人間とは違う天女そのもの
最初、阿古夜が登場したとき、気がつかなかった
いつのまにか舞台に出ていた
舞台にいるとわかってからの存在感は言葉ではいいつくせない
ただ、そこにいた
そして、最後は後ろ向きで天にのぼるように去っていった

東の者と西の者が争って笑いを誘う場面
紅天女と一真との日常離れした場面
強弱がついていて観ていてあきない
次にどんな動きをするのかどきどきしたり
舞に夢中になってぽーっとした気持ちになったり
能は不思議ね

ぜひ劇場へいって、気が集中している空間に身をゆだねてみてください


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