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2009年9月27日『ブラッド・ブラザーズ』千秋楽 [ミュージカル]

2009年9月27日『ブラッド・ブラザーズ』千秋楽
シアタークリエ 8列5番

脚本・音楽・歌詞: ウィリー・ラッセル
演出: グレン・ウォルフォード

ミッキー 藤岡正明
エディ 田代万里生
リンダ 鈴木亜美
ミセス・ジョンソン TSUKASA
ミセス・ライオンズ 久世星佳
ナレーター 下村尊則
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千秋楽にして、初ブラッドブラザーズでした。
クリエ価格でリピートは難しい。
武田・岡田コンビも魅力的だが、やっぱり藤岡くんが好きなので
最初に観るなら藤岡くんで、と決めていた。

制作発表の様子を、久世さんからみでスカイステージのOGナビで流れた。
うーーーん、それほど激しく歌うミュージカルではないのかな?

双子が、離れて別々の家庭で暮らす。
7才のエディとミッキー、かわいい!!
っていうか、こういう、ガキンチョいるねーー。
「ゲームで死んでも、指をクロスして10秒たてば、いきかえるーー」
とかいうのやってたわ。
千秋楽だから、ほかの観客は初観劇ではないだろうが、
子ども時代のやりとりに、客席から、すごい笑いが出る。
ビンタしたとこはアドリブかな。
最後だから、アクションも白熱したのかも。

本当の母、貧しい家庭で育ったミッキーは、エディにあこがれる。
にせものの母、裕福な家庭で育ったエディは、ミッキーにあこがれる。
あんなふうになりたい。マイフレンド。

ふたりの母につきまとう影のような役、下村さん。
これまた、とっても存在感がある。
下村さんが出るたびに、母じゃなくても、どきっとする。
下村さんの美声と誰にもマネできない重みのある演技。
かっこいい!!そして、やはりこういう役似合う。

ふたりの母親も、それぞれの立場で生きていくための選択をしていく。
どうしても子どもがほしい、ほしくてたまらないというのもつらい。

「マイフレンド」「長い日曜日」など、きれいな歌はあるけど
ダイナミックな歌はない。
そもそも登場人物が少ない。
全員で高らかに歌う曲はないし、
ヒロインのリンダのソロもない。
なんか、歌が少なくて残念とは思うものの
子ども時代、大人時代の演技を繊細に見せてくれる。

身近な存在にように感じてくる。
誰にでもあてはまり、誰にでもなりうる幸せと不幸。
複雑な環境にありながら、こういう感情を持つ人はいる。

観ている間、一瞬も気持ちがそれることなく舞台に向き合っていられる。
次々と起こる災難を、見つめ続ける。
派手さはないけど、人間が持つ感情の深さが、観終わった後に、ずしんと響く。

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