SSブログ

2009年11月1日『レ・ミゼラブル』 終演後のアフタートークを中心に [ミュージカル]

2009年11月1日17時
帝国劇場『レ・ミゼラブル』 2階J列14番

橋本 岡 知念 山崎 神田 泉見 安崎 阿知波 原田
(松原さん急病のため、原田くん代役)

------------------------------------------

終演後のトークショーの様子を、どーーっと書いていきます。

一番最後のカーテンコールで、一人ダッシュで舞台中央まで行き
両手をあげて、まだまだこれからだぞという、一人謎の行動を取る橋本さん。
死に顔のままのバルジャンがダッシュすると、怖いですww

・司会兼ツッコミ役 岡様
・ヒトリ、ノリツッコミ さとしさん
・しっかり屋さん 沙也加ちゃん
・マイペース いずみん

豪華4名のトークショー。

岡:何時までやるんでしょうね。
さ:もーー。しゃべくりますよーー。ああ、あかん、かつぜつわるい。

コテコテの関西弁の白髪バルジャン。

岡:おしゃべりバルジャンですもんね。
さ:2007年、初めてバルジャンやった、その最初の日ですよ。
  コゼットのもとへ「何があった!!」とかけよるシーンですわ。
  あの、門があいてたんやねん。
  なんで、門があいてるんかって。
  すごいあせってしまって、もう胸ざわざわですやん。
  みなさん、ミスしたとき、胸ざわざわしいへんですか?
  ていうか、門あいてるって、どんだけセキュリティ低いかっていう話ですねん。
  もう、門、しめにいかへんとって、門をしめにいったら
  歌詞が、飛んでしもうたん。
  「何もきかなーーいで。」とか歌うところで、
  とにかく逃げなきゃって、
  「コゼット、逃げるぞ。とにかく逃げるんだ」と必死にしゃべりましたん。

岡:歌わないで、しゃべっちゃんですよね(笑)
さ:そう。歌わない(笑)
岡:だんまりバルジャンっていうのは?
さ:初日にミスしてしもうたから、2日目こそは完璧にって意気込んでたんやけど
  今さんのジャベールとで、「対決」の場面で、歌詞が飛んでしもうたん。
  すごいあせってしもうて、歌わないとあかんのに、
  何も声が出ないで、無言(笑)
  今さんも、どうしてよいものか、二人でファイティングポーズ取るだけでしたん。
  岡さんは、ミスすることないですか?
岡:(ものすごく自信満々に)今年は、まだ2回です。
さ:歌詞作る派?
岡:作りますね。1回は、母音が同じだったから、あんまりばれてないかも。
  でも、間違えたときは、最後の長音をいつもより力を込めて伸ばしたりしてます。
  うなずきバルジャンもありましたよね。
さ:そうやねん。
  市長として、工場に出てくる場面、出だしが難しいんですよ。
  民衆たちの後ろから、かきわけて出てきて
  それでも、指揮者が見えにくい。
  なので、塩田さんに、目立つように指揮棒を振るようにお願いしたんです。
  そうしたら、塩田さんが、いつも以上に大きく、さあ!ここ!って
  指揮してくれたら、力強くうなずいちゃったんです。
  うなずかないで、そこから歌いださないといけないのに(笑)

岡:ほかに新しいバルジャンのタイプはないの?(笑)
さ:ああ、今年から、パンが本物になったじゃないですか。
  あの司教さまの場面と、後半のベガーズたちにパンを配るとき。
岡:そうなんですよー。パン屋さんが、売り物ではないんですけど
  この公演用に焼いているんです。
さ:司教さまの場面は、めちゃくちゃ、おなかすいてる設定やないですか。
  だから、最初、ばくばく食べちゃったんです。
  でも、ワインは・・・
岡:ワイングラスには、何もそそがれてない(笑) エアワインw
さ:そう。なので、フランスパンを食べて、何も飲めず
  口の中、カスカスになってしもうて
  そんな中「銀の食器だ、これはたかーーい」って(笑)
  ぱふぱふバルジャンですね。

岡:みなさんもミスしないですか?
沙:私は、門の前で、動かないといけないときに、
  両足の紐がからまって、ああ、編み上げブーツなんです。
  で、「一人、二人三脚」みたいになっちゃって
  顔は冷静なまま、足を、フンって、ふりきって、紐をほどきました。

さ:ミスると、胸ざわざわ、しいへん?
沙:ちょっと・・・それは、ないですね。
  逆に冷静に、自分がんばれって思っちゃいます。

岡:私もそうですね。ミスすると、冷静になる。
  洋平は、ミスする?
泉:いつもミスります。歌詞は、一度も間違えたことありません!
岡:沙也加ちゃんは、コゼット今年はじめてだけどマリウスとして
  ほかのコゼットと違うところありますか?
泉:名古屋で初めて組んだ時、練習せず、本番でいきなり組んだんです。
  ヴァンパイアなどで、あまり練習できず、場当たりだけやったんですけど
  カーテンコールの立ち位置を練習してなくて、とまどっていたら
  神田さんに「左!左!」とか、教えてもらいましたよ。

さ:おれも、今日、出トチリしそうになったのを
  沙也加ちゃんに、助けてもろうた。
  ベガーズにパンを配る場面で、さあ出るぞと意気込んでたら
  思いっきり、沙也加ちゃんに、「まだです!」で止められたん。
  間違えたことにも胸ざわざわで、止められたことで、ドキドキでしたねん。
  あと、盆が、やっぱり難しい。
岡:そうですよね!
  今日、自殺の後、ごろごろころがって、舞台の真後ろに、ころがらないといけないのに
  思いっきり端っこで、あやうく装置に当たりそうに。
(これは、2階席から、よく見えたww)

泉:最初の方、仮出獄で宿屋や、働き場を点々とするバルジャンの場面。
  あそこの民衆で出てるのですが、
  位置につくとき、前が、まっくらなんです。
  だから、集団で、真正面にいないといけない時に、真後ろにいたりとか。


沙:プリュメ通りの場面で、門が出ないことがあって
  門を目標として、舞台の前後を動いているので、
  あれ、これで合ってるのかなって、さぐりながら動いたこともあります。
  門が後から出てきて、きちんと門の中側に入れられてる?って
  一瞬のうちに確認したりも。

岡:あの、こんなこと聞いてもいいのかわからないんですけど・・・。
  名古屋公演で、沙也加のお母さんの松田聖子さんが来てたじゃないですか。
  カーテンコールで、まっさきに立ったのを見て、
  「あ!松田聖子がきてる」なんて思ったんですけど。 
  ああ、聖子さん。
沙:いいですよーー。松田聖子で。(本当にさわやかな笑い)
岡:えっと、聖子ちゃん、何か言ってましたか?
沙:もう、泣いて目が真っ赤でした。
  舞台を観て泣くような人ではないので、驚いたのと同時にうれしかったです。
  私は、レミゼのファンだったんです。
  そのあこがれの舞台に立てて、母が感激してくれているのが、うれしかった。

さ:おれのことは、何か言ってた?
沙:さとしさんの日では、なかったですーー
さ:じゃあ、今度、おれの日にきてほしい。
岡:私たち、聖子ちゃん世代ですからね(笑)

沙:毎日舞台に立てることが、本当に幸せです。
  着到番をひっくりかえす瞬間や
  カンパニーのみなさんと一緒にいられる時間のすべてが好き。
  毎日、今日が最後かもしれないという気持ちで舞台に立っています。
  本当にファンだったんです。
  だから、ちょっと嘘のような感じも。
  実は、ドッキリでしたーー、って明日から舞台に出れなくても
  それでもいい。
  とにかく、今日が最後だと思って舞台にのぞんでいます。

岡:どんなコゼット像を思い描いていますか?

沙:コゼットという、今までできている部分はもちろんしっかりやりつつ
  やはり、誰からも愛される存在でいるように心がけています。
岡:地毛のコゼットって、初めて見ました。
沙:ジョンが、地毛のままでOKっていってくれたんです。

岡:時間がたってきたので、そろそろ締めを。
  さとしさん、これからの意気込みを。

さ:レ・ミゼラブルは、毎日の舞台が、新鮮ですねん。
  毎日新しい発見がある。
  歌だけのミュージカルだけど、ストレートプレイのような
  心に残るセリフも多い。
  毎回、何かをお客さまに伝えようと、取り組んでいます。

岡:えーー、ということで、
  今日は、夜に雨がふると予想されていましたね。
  明日からは、急に寒くなるそうで・・・(なぜか、しんみりモード)

  みなさんは、いいですよね!!マスクつけられて!!!
  私たちマスクつけられません。
さ:ツバとか、もわあーーって、いっぱい出してますやん。
泉:なんですか、その、もわあーって。
さ:鼻息とか?(笑)
岡:そんな中、みなさんも健康に気をつけてください。
  みなさんが、こないと舞台上演できませんからぁぁ。

では、ありがとうございましたーーーー

(話の順番は、違うかも。さとしさんの関西弁は、うまく再現できませぬ)

---------------------------------------------

ということで、ここから、舞台の感想なのですがw 手短に。

2009年、マイ初日でした。
さとしバルジャンは、初めて。
『ジェーン・エア』以前と以降で、さとしさんの歌がうまくなっているかは不明。
まあ、声量は、某Y氏と比べてしまうと、つらい。
でも、動きは、大きい。
動きの大きさも、某Y氏と比べてしまうのは、いかんな、私。
感情をこめて、きっちり歌っていて、時間がたつのがあっという間。

最後まで、24653というジャベールに対して
顔を横に振る動きが好き。
馬車が暴走して、その下敷きになった人を助ける直前に
ぎゅっと手をにぎるところ。
ファンテに死に際に、手を包むところ。
うおおおお。私も包まれたい。下敷きになるか?と。

ああ、24653ってロゴが中央に入っているだけのTシャツ売ってた。
あれ、どうしろと??ww

岡様は、安定感ありまくり。
原田くんの美声に、酔いしれ、
いずみんは、本当に私より年上かと疑い
テナコンビの場を崩さない程度のお遊びに、ほほえむ。


アンサンブルが、あれ?こんなひとりひとりキャラ設定あったっけ?ってくらい個性的。
ファンテをいじめる工場の女たち。
この人は、ファンテをどう思ってる。
どれぐらい距離感を置いているっていうのが、伝わってくる。

男性たちも、ひとつのフレーズにこめる思いが人それぞれ違って、
それが、うまーーく、一つの舞台になっている。
舞台の枠から、はみ出さず、かといって、小さくなりすぎず
レミゼって、やっぱりすごいと実感。

ガブローシュの、あの歌は、変だが、泣ける。いろんな意味で泣ける。
「すばしっこいやつがいい、おれが!」って言った瞬間から涙腺崩壊なのだが
あの歌で、持ち直し、やっぱりきれいな最後で泣ける。
レミゼ大好きだーーーーーーー!!!
ここまで読んでくれて、ありがとーーーーーーーーー!!!
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。