SSブログ

2009年4月読書記録 by読書メーター [読書コーナー]

4月の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:8447ページ
読んでた本の数:1冊
読みたい本の数:13冊

▼読んだ本
スノーフレークスノーフレーク
かわいらしい主人公の恋愛に、ドキドキ。 彼に会いたい。会いたい。それを阻むイケメン達(笑) あー、こんな、かっこいい男に囲まれていいなー。でも、彼女が望むのは、彼だけ。その彼とどういう形で再会するのか。そして、再会してからの、もう一つのびっくり。冬に読んだほうがいいでしょう。
読了日:04月30日 著者:大崎 梢
配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)
本屋ならではの作業と軽いミステリーを合わせた短編集。短編だから、この謎はどうやって解くんだろうと悩んでいる時間がない。推理する時間がなくて、すこし残念。でも、解決の先に、せつなさもあって、話が濃い。マンガになりそうな感じ。バーバー・ハーレムに行ってみたい!もっともっと本についてのマニアックな表現を入れて、続きが読みたい。
読了日:04月29日 著者:大崎 梢
ジャンプ (光文社文庫)ジャンプ (光文社文庫)
女は、怖いなーー。そして、男は、仕事大事よねと痛感。私だって、何度、男の仕事のために、予定を狂わされたことか。恋愛小説ではないが、女と男が、どうしてもわかりあえない気持ちを描いている。作者は男性なのに、どちらかといえば、女性が書きそうな小説。目次の時点で、何年後まで失踪し続けるとわかっていたけど、それにしても、途中で会った人たちと、会わなかった人の違いがわからず、続きが気になる。最後に、本当に会いたい人には、居場所を知らせず、ドラマチックな再会をして、めでたしという結論を考えていた私は、いい人すぎるかも。
読了日:04月28日 著者:佐藤 正午
屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)
キャラクターがしっかりできていて、マンガチックなおもしろ小説。次々と問題が出てきて、解決したと思ったら、新しい問題が出てきて、飽きない。どこで止めたらいいのかわからない感じで、さくさく読み進める。都合がよすぎる展開との批評もあるみたいだけど、そんなのミステリー系だったら、どれもご都合主義よ。
読了日:04月26日 著者:山下貴光
ブラザー・サン シスター・ムーンブラザー・サン シスター・ムーン
良くも悪くもない。あんまりおもしろくないよと聞いていたので、そう思い込んでしまったのが悪かったのか。30代で読むのに、ぴったりの内容。でも、変に高尚で、鼻につく表現に、つまづいてしまう。最初の、「小説家になりたい女の子」の話は、恩田自身の話かと思わせる。最初が、いまいち、ぼんやりしすぎていて、何を書きたいのかわからない。最後、インタビューを受ける男の子の心情も、恩田自身っぽい。3人が最後、からむことなく並行なまま終わってしまって、さみしい。するりと読めて、少ししたら話の内容を忘れてしまいそうだ。
読了日:04月25日 著者:恩田 陸
人形式モナリザ―Shape of Things Human (講談社文庫)人形式モナリザ―Shape of Things Human (講談社文庫)
再読。「あらゆる舞台芸術は、各種の技を隠れ蓑として、実は、人間そのものを見せている」人間が人形なのか、人形が人間なのか。紅子があんなに林のことで、うろたえるのはどうしてなのか。 紅子が動揺するのは、林のことに関してだけである。愛とは、それほどまでに強く、残酷なものなのか。そして、森氏は、小説という隠れ蓑を使って、何を伝えようとしているのか。
読了日:04月24日 著者:森 博嗣
ポトスライムの舟ポトスライムの舟
芥川賞受賞作と認識しつつ読んだせいかわからないが、私には、全然響いてこなかった。淡々としすぎていて、話の意味がわからない。同じ作者でも、『アレグリアとは仕事はできない』はおもしろかったのに。
読了日:04月22日 著者:津村 記久子
図書館戦争図書館戦争
前に読んだ有川2作品とも、あまーーーーーーーい!!ベタ甘作品だったため、 図書館シリーズも期待したが、続編で本領発揮かな?まあ、手塚がいきなりあんなこと言った時、茶吹きそうになったけど(笑) キャラ的には小牧が好きだ。恋愛対象の女性が郁だけというのも、うらやましいぞーーーー。郁なんて、下の名前で叫んでしまう堂上がかわいい。マンガ読んでいるみたいなコミカルさ。でも、読みごたえある。マンガ化されているようで、表紙だけみてみた。堂上は、私の中では、もっとおっさんのイメージなのだが、あのイラスト、かっこいいぞーー
読了日:04月19日 著者:有川 浩
うつくしい人うつくしい人
誰でも、家族や近い人間関係がトラウマになるものなんだね。自分だけ特別、親に恵まれないと思っていても、ほとんどの人が誰かの悪い影響を受けて育っているんだと、この本を読んで気がついた。蒔田やマティラスは救われたけど、蒔田姉は、余計落ち込むだけでしょう。姉と向き合って、どちらか一人ではなく、二人とも前向きになれるように 、どろどろした本音の戦いをして、その上での「うつくしい人」を読んでみたかった。
読了日:04月18日 著者:西 加奈子
NHKラジオ英語5分間トレーニング 2009 4 (2009) (NHK CD)NHKラジオ英語5分間トレーニング 2009 4 (2009) (NHK CD)
10年以上ぶりに、NHKラジオ講座にチャレンジしてみる。すごくブランクがある。そして、ビジネス英語には興味がないので、この5分間トレーニングをやってみる。難しすぎず、簡単すぎない英語。ただ、5分間って短すぎるわ。継続したい。
読了日:04月16日 著者:
食堂かたつむり食堂かたつむり
泣きました。「○○○が骨になった」というシンプルな文章で涙腺がゆらいだ。私には、まだこの経験がないのだが、想像できて、ぐっと揺さぶられた。本当は、私も、「ありがとう」と言っておくべきなんだよね・・・。ほのぼの料理系の本かと思っていたら、最初から最後まで、ハードで困った。料理の描写だけでは、ここまで人気がでなかっただろう。数人の人間模様が、一つの本に凝縮され、うまく収まっている。私が、「食堂かたつむり」に行くとしたら、何をオーダーしようか。
読了日:04月16日 著者:小川 糸
仮想儀礼〈下〉仮想儀礼〈下〉
5時間読み続けて、朝になっていた・・・。 胸が、いやーな感じになる。なんて表現すればいいんだろう。何かをやってしまって、やらなければよかったと、漠然と胸がざわめく感じ。この感じを受けたのは、読書では珍しい。それだけ、物凄く、言葉で表現できないけど、体と精神に重くのしかかってくる作品である。朝まで読み続ける作品って、私にしては、珍しい。それだけ、読ませる力がある。ここまで集団の行く末を落としてほしくなかったな。最後、すっきりするような、でも、すっきりしない感がある。テーマをはっきり出してほしかった。
読了日:04月16日 著者:篠田 節子
傍聞き傍聞き
帯にて、すごい称賛の嵐だったので、期待してたけど、それほどでもない。まず、話に入り込みにくい。どんな職業の話なのか、話がすぐに見えにくい。意図してやってるのかな。話がわかったところで展開があっても、興味が薄れる。また、同じ展開のばかりの短編ではなく、趣向を変えてほしかった。
読了日:04月15日 著者:長岡 弘樹
臨床真理 (このミス大賞受賞作)臨床真理 (このミス大賞受賞作)
微妙な作品だった。物語として、最後まで読みきれるんだけど、ドキドキ感や、意外性は全くない。 審査員の意見が巻末に書かれていた。他の最終選考作が、偶然に偶然を重ねた作品だったのに比べて、この作品には、テーマがあったから大賞に選ばれたらしい。でも、新しいテーマでもないし。他と比べて、まあ読めるっていう程度。ここまで事件性はないにしても、精神障害者の就職率については、だいぶ前から問題になっていた。その問題よりも、勝手に病名をつけて、それが通る?医師ってどうよ。後半、かなり気持ち悪い。
読了日:04月13日 著者:柚月裕子
黒猫の三角―Delta in the Darkness (講談社文庫)黒猫の三角―Delta in the Darkness (講談社文庫)
再読。しこさんと、練無は、Vシリーズの最後までキャラが、ぶれてない。個性的な二人は、Vシリーズの第1作目から確立してたのね。 紅子さんが、あやうい。 紅子さん自身は軸があるのかもしれないけど、他人に表現するとき、紅子さんらしくない発言がある。わざと他人に見せない面があるのかもしれない。
読了日:04月12日 著者:森 博嗣
「アリス・ミラー城」殺人事件 (講談社文庫 き 53-3)「アリス・ミラー城」殺人事件 (講談社文庫 き 53-3)
『そして誰もいなくなった』系。なので、殺されても、実は生きていましたとか、そういうことを考えながら読む。でも、最後、あんなことになるとは。犯人は、あの人?と明かされても、意味がわからず、解説サイトを読んで、少し納得。そういわれても、そういう記述があったんだなと後から思うだけで、読んでいる間は、疑う余地もなかった。そのしかけに気がつく人も、ほとんどいないだろう。あまり人に理解されなくても自分の道を貫き通す人なんだろう、この作者は。はまる人は、はまりますネ。えへへ。
読了日:04月11日 著者:北山 猛邦
裁判員制度の正体 (講談社現代新書)裁判員制度の正体 (講談社現代新書)
裁判員制度の問題点だけを、述べている。なら、裁判員制度をなくそうというわけではなく、候補者として呼び出されて、裁判員になりたくなかったら、お酒を飲んで酔っ払って行きましょうとか、行かなくてもいい葬式に行くから、呼び出し日に行けませんとしましょうとか、低レベルな話だ。
読了日:04月10日 著者:西野 喜一
いつかソウル・トレインに乗る日までいつかソウル・トレインに乗る日まで
何が書いてあるか、わかりませんでした。ごめんなさい。 うじうじ、いじいじ、うだうだ書いている文章にのめりこめなかった。
読了日:04月09日 著者:高橋 源一郎
四季 夏 (講談社ノベルス)四季 夏 (講談社ノベルス)
再読。最初に読んだ時は、四季にも愛があったんだなって思ったけど、ちょっと違うかも? 四季は紅子にあこがれて、でも紅子のすべてをうらやましいと思ったわけではない。ただ、愛するという知識を取り込みたかった。精神と躰の関係。躰はいらないと結論づける四季。四季いわく、精神があればそれでいい。でも、何かを体験するには躰を通じた信号で実感しなくてはいけない。人間というのは、なんと不器用な生き物であろうか。四季も、まだまだ不器用だ。
読了日:04月08日 著者:森 博嗣
きのうの世界きのうの世界
恩田らしいっていう声も聞くけど、私には、恩田らしく思えなかった。 もっとおもしろい物が書けるはずなのにね。細かいところで、ぐっとくる描写はあっても全体の流れがぼんやりしているし、新聞連載のための字数確保のためにだらだら長くなってしまった感があるので残念。恩田のしっかりとした長編が読みたいよ。
読了日:04月08日 著者:恩田 陸
四季 春 (講談社ノベルス)四季 春 (講談社ノベルス)
(自分の中で)森博嗣再読祭りの始まり。『すべてはFになる』を、たいしたことないじゃんっていっている人には、S&Mシリーズ10冊と、Vシリーズ10冊を読んだ上で、四季4冊を読みなさい!!と怒りたくなる。四季をめぐる、あれやこれやを確立した上で、『すべてはFになる』を最初に書いたのだとすると、言葉にできないぐらいの、すさまじさを感じる。いろいろ知っていながらも、春を読むと、ずっとドキドキしっぱなし。V子や、M絵が出てくると、さらにヒートアップ。 四季がV子やM絵と出会ったのは、偶然だったのか必然だったのか。
読了日:04月07日 著者:森 博嗣
イエスの生涯 (新潮文庫)イエスの生涯 (新潮文庫)
あえて、イエスの誕生に触れず、イエスという人が、当時どういう存在だったのかを遠藤周作独自の目線で描く。聖書で描かれていないところは、描かれなかった理由を説明していて納得。なんで、「十字架」にかけられてしまったのか。十字架の意味を知らず、そんなの誰もが知っていることと笑われそうで質問することもできなかった。「十字架」の意味を説明していて、すっとした。 この本を読んでわかったことも多いけど、まだまだ理解が及ばない。時間を置いて、その時が来たら、また読みたい。
読了日:04月07日 著者:遠藤 周作
犯罪小説家犯罪小説家
こんな小説、初めて。落とし所が、そこですか。雫井氏は、実際に『犯人に告ぐ』で映画化を経験済。作者自分のことを書いているようで、小説というよりは本当にあったことなの?と思わせる。しかし、そこに自殺ネット、集団自殺の問題が、からんでくる。ここで、くじけそうになる。まあ、それも、「こういう気持ちを表現したい」ということに、つながっていくのね。これを書いた後の雫井さんに「待居のモデルはいるのですか?」と、聞きたいけど、怖くて聞けない。
読了日:04月05日 著者:雫井 脩介
しずくしずく
これぞ、短編のあるべき作品である。短編は、ただ短いだけの文章であってはいけない。短編ならではの、「え?ここで終わるの?」という余韻がなくてはいけない。無難に集結している短編とは違い、終わった後のことを各自が想像できるすばらしい作品だ。ただ、内容は、やや刺激的なことが多いので、きれいな文章を期待しないこと。
読了日:04月05日 著者:西 加奈子
ときどきメタボの食いしん坊ときどきメタボの食いしん坊
ほっこりできる。犬(DOG)を反対から読むと神(GOD)というのもおもしろい。食べものの話中心なので、この本を読むと、煮物を食べたくなる。 梅干しは嫌いだが、作中にたくさん梅干しの話が出てくるので、 梅干し食べたくなる。 何か考えを押しつける感じでもないので、ほのぼの。本を読むと、あまりにもダークな話題に、気持ちが落ち込むことがあるけど、この本を読むと、優しい文章のため、普通に元気になれる。
読了日:04月04日 著者:出久根 達郎
仮想儀礼〈上〉仮想儀礼〈上〉
世の中が怖くなる。実際にありそうなところが、さらに怖い。
読了日:04月02日 著者:篠田 節子
乱反射乱反射
-44章からはじまり、-30、-20、-10と事件が起こるまでのカウントダウン。たくさんの人の、ちょっと嫌な気持ちが重なっていく。読んでいると、気が滅入る。かつてのイギリスのミステリー作家のような直接的ではなく、間接的な犯行。犯行を重ねた人たちの、「俺は悪くない」の意見にさらに気が滅入る。 読後感はあまりよくないが、こういう作品を描く力はすごいと感心する。
読了日:04月01日 著者:貫井 徳郎
▼読んでた本
メフィスト 2009 VOL.1 (2009)メフィスト 2009 VOL.1 (2009)
著者:
▼読みたい本
きりこについてきりこについて
著者:西 加奈子
少年検閲官 (ミステリ・フロンティア)少年検閲官 (ミステリ・フロンティア)
著者:北山 猛邦
黄金の王白銀の王黄金の王白銀の王
著者:沢村 凛
オリンピックの身代金オリンピックの身代金
著者:奥田 英朗
スコーレNo.4スコーレNo.4
著者:宮下 奈都
パズル・パレス 上 (角川文庫)パズル・パレス 上 (角川文庫)
著者:ダン・ブラウン
二十一世紀最初の戯曲集二十一世紀最初の戯曲集
著者:野田 秀樹
パラドックス13パラドックス13
著者:東野 圭吾
切れない糸 (創元クライム・クラブ)切れない糸 (創元クライム・クラブ)
著者:坂木 司
僧正殺人事件 (創元推理文庫)僧正殺人事件 (創元推理文庫)
著者:ヴァン・ダイン,井上 勇
私とは何か さて死んだのは誰なのか私とは何か さて死んだのは誰なのか
著者:池田 晶子
極北クレイマー極北クレイマー
著者:海堂 尊
整形前夜整形前夜
著者:穂村 弘

読書メーター

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。